あなたの平熱は何℃?
先日、ある有名な睡眠コンサルタントの先生のお話を聞ける機会がありました。
知ってはいたけど、改めて権威ある方が確かな研究結果をもとにした話を聞くと、
これはマズイな…何とかせねばと思う事が多々ありました。
「体温」のお話です。
現代人は平熱が低いと言われています。
生活リズムや食事、その他諸々の現代社会に起こりうる色々な事が平熱を下げる原因になっています。
あなたの平熱は何℃ありますか?
ほとんどの方が35℃台、もしくは36度台前半ではないでしょうか。
…「36.5℃」を下回っていると、色々な弊害が起こってくるそうです。
「体温が1℃下がると…」という話をたまに耳にする事がありますが、
「免疫力が約4割減」「基礎代謝が約2割減」と言われています。
そして、身体が冷えていると「眠りが浅く(寝つきが悪く)」なります。
とにかく平熱が低いと、良い事はありません。
健康的な生活を送るには「冷え対策」「平熱を上げる」という事が大きなポイントになってきます。
健康に深く関わりのある「体温」ですが、
私も「眠りで日本国民を元気にする」という目標を持った眠り屋ですので、
「冷え」と「眠り」の関係についてクローズアップして、発信していこうと思います。
人は眠りにつく時(入眠直前)、体温を放熱しようとします。
身体の深部の体温を、手先や足先から放熱して体温を少し下げるという生理現象であり、
うまく放熱できないと前述の「眠りが浅く(寝つきが悪く)」なります。
一見、「寝る時に生理現象として体温を下げるんだったら、最初っから冷やしておいたらいいんじゃない?」という考えもあるかもしれませんが、(勉強し始めた当初はボクもそう思いました。)
「体温が下がっていく」という現象自体が寝つきに関係するとご想像ください。
つまり、体温を普段から上げておかないと、下がる幅が小さくなってしまいます。
ドラマや映画でよくある、冬山で遭難した時の「寝るな~!!絶対に寝るんじゃない!」というのは、
環境により強制的に体温が下がり、眠たくなり、寝てしまうとさらに体温が下がり、最悪の場合は死に至る…だからダメ!ということなんですね。
普通に生活している限りは、そこまで冬山ほどの寒さで寝る事はないと思うのですが、
特に寝る前に「体温を上げておく」というのは。睡眠の質を大きく左右し、
また翌日のパフォーマンスにも関係してきます。
私の知っている方法は大きく分けて3つあります。
①食事
栄養バランスはとっても大事ですが、同じ栄養でも食材によって「身体を温める」特徴があります。
わかりやすいのは「北の地方で摂れる」「根菜」です。
例えばリンゴ。
南国で摂れるマンゴーよりも、北で摂れるリンゴの方が身体を温める効果があります。
あと、豚汁なんかもゴボウや大根が入っていて身体を温めてくれますね。
これからの季節、やはり旬の冬野菜というのはそういったありがたい効果があるようです。
②ちょっとした工夫
例えば、お風呂にじっくり入る。
シャワーで済ませたり、熱いお湯のパッと浸かるだけでは身体の表面温度が上がるだけで、
深部体温は上がりません。
38℃~40℃の「ぬるめ」のお風呂にゆっくり入りましょう。
理想を言うなら睡眠の90分前に入浴しておくと、放熱がスムーズになり寝つきが良くなると言われています。
ベッドに入ったら軽くストレッチするのもひとつ。
筋肉をほぐして血流を良くします。
体温の循環も良くなり、これまた放熱がスムーズに。
手や足の指先をモミモミするだけでも違います。
③寝具・パジャマ
寝る時に使う道具を工夫するのも大切です。
ただ、寝具やパジャマにおいて、気を付けていただきたいのは、「暖かい=良い」ではないところ。
例えば、裏起毛やフリース生地のパジャマの代わりに着るものは、確かに暖かいかもしれませんが、
ムレや静電気の原因にもなります。
睡眠環境としては非常によろしくない環境ですのでおすすめできません。
なるべく天然素材(綿・絹等)で長袖長ズボンのパジャマを着て寝るのがいいでしょう。
掛けふとんはなるべく軽くて暖かいものを。
軽くて暖かい掛けふとんと言えば「羽毛ふとん」がその代表格でしょう。
最近は羽毛の原料価格高騰もあり、「軽量」と謳って原料を少なくして、実は「あたたかさ不十分」のものもあるので要注意です。
そして眠り屋として最もオススメしたい寝具は、
西川リビングさんの「Re:care」(リケア)です。
家庭用電位治療器という何やら聞き慣れない寝具の一種ですが、
単純に「遠赤外線で暖かい」「電位が疲れを癒してくれる」
という効果が認可されている寝具という扱いです。
極論ですが、冷え切った身体でもこのリケアの上に寝転べば、数十分で身体がポカポカと温かくなってきます。
何をしても足先が冷たいなんて方も、足の裏をリケアに当てておけば、ポカポカしてきます。
これも全て遠赤外線のおかげ。
石焼き芋の中までホクホク、しっとりという感覚ですね。
(約25℃程から温度設定できるので、熱い(暑い)のが苦手な方も安心)
寝る30分前にでもスイッチをピッ!と押しておくだけで、
ベッドに入る頃にはまるで温泉のようなポカポカの環境が出来上がっています。
平熱が低い人もこういった暖かい環境で毎晩寝ることで、体質改善が見込めます。
冒頭で「体温が1℃下がれば…」という話がありましたが、
寝ている環境が1℃高ければ…、と考えると良い事ばかり。
体温を下げないために、平熱を上げるために、色々な事を試していきましょう。
明日や明後日、5年後10年後の結果が必ず変わってきます。
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