昨日は高校3年生の男子、一昨日は高校2年生の女子がオーダー枕を作りにご来店されました。
高校生と言えど、そのお悩みは深刻で「若いうちは何でも寝られる」なんて常識は今は通用しないのかもしれません。
首こり、肩こり、頭痛、朝起きた時から肩がこっている、睡眠時間が短か過ぎる・長過ぎる、
家のふとんもアレを使ったりコレを使ったり。。
昨日のお客様は私が担当させていただきましたが、
お母様が非常に心配しておられる様子がヒシヒシと伝わってきました。
使っていらっしゃった枕は「座布団+ひざ掛け」(!?)
座布団を置いた上にひざ掛けを器用に折りたたみ、自己流のオーダー枕を作っていらっしゃいました。
昨今、テレビで「バスタオル枕」をすすめられたりしていますが、
日常使う枕としてはおすすめできません。(一種の応急処置としてはいいのかもしれませんが)
「座布団+ひざ掛け」もこれに似ています。
まず、その枕は形状を朝まで維持できるのでしょうか。
例えば、頸椎部のタオルが後頭部にズレてしまっては、あごが下がって気道が塞がってしまいます。
横向きがラクなようにタオルを折りたたんで両サイドを少し高めにしても、
寝返りを繰り返すうちに形状が乱れ、おかしな寝姿勢になりうるかもしれません。
そしてもう一つ、仮に形状を維持できる「バスタオル枕」を作れたとしても、
果たしてその枕は正しい(自分に合った)高さの枕なのでしょうか。
「正しい寝姿勢」というものを熟知している人が近くにいて、客観的に「その高さで合ってるよ!」と言ってあげられれば安心ですが、
ほとんどの場合は「自分の好きな高さ」の枕を作ってしまいます。
昨日のお客様もまさにそうで、「朝起きると枕が枕じゃなくなっている」「仰向き、横向きだけじゃなく、うつ伏せもある」とおっしゃっていました。
そして10時間寝ても寝足りないとも。
さらに朝から肩こり。。
自分に「合っていない」環境で寝ることで、睡眠の質は低下し、朝起きた時の疲れに繋がります。
本来の睡眠とは日常の疲れを癒す時間。そしてまた日中頑張って疲れた身体を眠って癒す。
お若い方でもこのリズムが逆転してしまっているんです。
これは個人的に感動したことなのですが、
「枕が合っていないのかもしれない」「敷きふとんが合っていないかもしれない」と自己分析され、
枕を色々試してみたり、家にある敷きふとんやマットレスも色々なパターンで組み合わせてみたりして、
少しでも「睡眠の質を上げよう」とされていたのが印象的でした。
結果的に睡眠の質が上がると、脳もしっかりとリフレッシュでき、記憶の整理もしやすくなります。
判断力や認知力、思考力を引き出すためにはしっかりと眠らないといけません。
学生さんの場合だと、テストの点数に大きく関係してくるかもしれませんね。
眠り屋よねはらは、その方の寝姿勢をトータルでご提案できます。
枕を合わすと首や肩の緊張は緩和されます。
敷きふとんやマットレスを合わすと肩や腰、足も含めて全身の緊張が緩和されます。
年齢問わず、グッスリ眠りたいですもんね。
ぜひご相談ください。
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