昨日、点検調整にご来店くださった50代の男性のお客様。
約5年前にオーダー枕をお作りになられ、
昨日、初めての点検調整でした。
ベース層のローテーション(前後入れ替え)をなさっておらず、
完全に片減りしてしまった状態でした。
こうなってしまうと、肩口や首のフィット感がなくなってしまい、
ピタッとした安定感が損なわれた状態になります。
ヘタりや片減りは突然なることではなく、
月日をかけてジワリジワリと進行します。
なかなかご自身では気づかない内に、「合っていない枕」になってしまいます。
そこで昨日は、再測定とともに、新しいベース層への買い替えをお願いしました。
安定感がグッと増します。
しかし、今日「肩が痛くなった」とのことで再調整のご依頼をいただきました。
「調整したのに痛くなった???」
こう思われたかもしれません。
しかしコレ、たまに起こりうることなんです。
合っていない状態に慣れてしまったことで、
急に合っている状態になるとビックリ(何か違和感が出る)するという反応です。
例えるならばブカブカの靴を履くのに慣れてしまったが故に、
丁度いいサイズの靴を履くと窮屈に感じるといった状態でしょうか。
だからと言って、
無理に「慣れてください」なんてことは言いません。
「調整させてください」と言います。
これは仮説ですが、
・ヘタッた枕に慣れた
↓
・首のフィット感がない
↓
・調整して急にフィットした
↓
・高く感じる
↓
という流れだったはずなので、
↓
・低く調整する
という方法を今回はとらせていただきました。
以前のヘタったベース層の分を下げるというのは正確な数値がわからないので、実質不可能ですが、そこは感覚。
少々思い切って首もとを1cm下げさせていただきました。
慣れた頃に5mm上げます。
その先もう5mm上げるかどうかはわかりません。
その時の状態や環境、お客様の感覚次第です。
買って失敗しない枕、
それが眠り屋よねはらのオーダーメイド枕です。
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