「たまに横で寝ている妻の呼吸が詰まっている気がする(ご主人談)」というご相談を承りました。
「睡眠時無呼吸症候群」なのでしょうか。
それはどうかわかりませんが、
いびきも少なからずあるそうで、ご本人の自覚がないのが怖いとご主人はおっしゃいます。
「あっ?呼吸が止まった?」となったら必ず横を向かせてあげているご主人。
ご夫婦を前に色々とお話しさせていただきましたが、本当に奥様想いの優しくてかっこいいご主人でした。
奥様の背格好を拝見さえていただくと、俗に言う「イビキ体型」ではありません。
骨格とか、肥満か、とか。
となると枕が原因の可能性もあります。
枕が高いと気道が詰まってしまい、否が応でも呼吸がしにくくなり、
結果としてイビキや無呼吸になってしまいます。
呼吸できたとしても、「頑張って呼吸する」という状態になるため、
高い枕は危険です。
奥様がお使いの枕はポリエステル綿がたっぷり入った「ホテル仕様」の枕だそうです。
言うならばクッションのような高い枕。
そこに頭の先をちょこんと乗せて寝ているとのご主人の目撃情報もあり、
どうやら枕が原因だった可能性が高くなってきました。
いびきや無呼吸の方には横向き寝が推奨されていたり、
仰向きで寝ている時に息が詰まる奥様のことが心配なご主人が、
奥様を横に向かせてあげやすい環境を考えると、
4月に新発売になった「ワイドタイプ」のオーダーメイド枕がおすすめです。
できあがった枕をご覧になった奥様はその低さに最初はビックリされていましたが、
寝てみた時の呼吸のしやすさや、筋肉の緩みが気持ち良かったようで、
5mmですら高さアップの微調整はしませんでした。
横向き寝の時に奥様がおっしゃいました。
「家だと横を向いた時に腰骨が痛いからここまで横を向けない。ここはラク。」
何気ないこのお言葉にハッとしました。
「腰骨が痛いから横を向きたくても向けない?」
「仕方なしに仰向きばかりに?」
「枕が合っていないこともあり、寝ながら首の筋肉が色んな方向に緊張して気道を圧迫してる?」
イビキや無呼吸に繋がる仮説がどんどん思い浮かびます。
イビキや無呼吸に物理的な原因があるとするならば、
それはズバリ「枕」だと思っていましたが、
ひょっとするとお使いのベッドマットや敷き布団も関係あるのかもしれませんね。
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