今朝、お店の電話が鳴りました。
ある男性から「オーダー枕を作ってもらいたいんですが、駅まで送迎ってしてくれるんですか?」と。
当店は駅から少々遠いもので、店が大盛況で出られない状態以外の時は必ず、無料で店⇔駅の送迎をさせていただいております。(ご予約いただければ、がんばって空けます)
昨日も「眠りについての熱さが足りないぞ!」と社長から叱咤激励を頂戴していたボクは
「今回こそはお客様にボクの全てをお伝えして、幸せになっていただきたい!」と気合マンマンで星田駅までアクセル全開です。
するとそこには20代前半の美男美女が。
お客様は彼女さんも連れてこられたんですね。
お伺いしたところによると、お二人とも社会人1年目。
失礼ながらこの若いお歳で枕を通して眠りに興味を持っていただいていることに、ボクの涙腺は緩みます。
そして今日は彼氏の誕生日。彼女は大切な彼氏への誕生日プレゼントにオーダーメイド枕を選んでくれたのです。
涙腺はさらに緩みます。
彼女さんに「せっかく来てくれたんで、体感だけでもされますか?」と聞くと「はい!」と元気な笑顔で答えてくれました。
記入していただいた住所を見てビックリ。彼は大阪。彼女は東京なのです。
正直、思いっきりいらぬお世話ですが「めっちゃ遠距離恋愛じゃあないですか!」と言ってしまいました。
会える日も年に数回でしょう。会えても一緒にいられる時間は限られています。
その貴重な貴重な貴重な機会に、はるばる交野まで枕を作りに来てくれたのです。
ボクの涙腺はもうすぐ爆発を迎えそうです。
って泣いてる場合じゃありません。
ボクにできる事は精一杯、お客様が「仰向きになって、リラックスして眠って、疲れを癒していただく」お手伝いです。
涙の代わりに汗が出ていましたがお許しを。
もちろん、せっかく遠方はるばる来ていただいたので、枕だけでなく、オーダーメイドマットレスと合わせて、時間が許す限り、お二人同時にゆっくりと寝転んでもらいました。
「このマット、良いですねぇ~。欲しいなぁ~。」とおっしゃっていただけたんですが、
その直後、お二人が同時に「両親にプレゼントしたいなぁ~。」と。
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「何っ!!!!!!」
ボクがこのお二方の両親ならば迷わず抱きしめているでしょう。
本当にステキなカップルです。
涙腺は「マジで涙溢れる5秒前」です。
「いつかは100%リラックスできる、この寝具で眠っていただきたい、僕にプロデュースさせてください!」
と申し上げ、また駅までお送りします。
テンションとしては、どこまででも送ってあげたかったのですが、現実的に星田駅までです。
枕の調整でも、眠りの相談でも、自分にできることなら何でもさせていただきます。
いつかまた、眠り屋よねはらにお越しください。
最近こんなステキな「オーダー枕デート」が流行しつつあります。
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